
ストレスの最善な対処法とはなんだろうか?
ストレスの最善の対処法は、どうしても変えられないものは素直に「受け入れ」、変えられるものに対しては「勇気を持って立ち向かう」こと。自分のマネジメントの範囲外のことには悩まないことである。
ストレスの受容とニーバーの祈り
ストレスが起きる根本的な原因は、コントロールできない人生の問題を受入れることができないということにある。しかし、生きている限りネガティブな感情から逃れることはなかなかができない。それゆえ自分のネガティブな感情を受け入れられないというマイナスの心理的メカニズムが働き始めるだ。
自分の力では変えられない、あらゆる出来事や感情を「受容」すると言う考え方が重要になる。これは西洋の心理学が東洋思想の仏教や道教を取り入れ、科学的な実証を経て生まれた考え方だ。
西洋の伝統的な宗教(キリスト教)にも「受容」の大切さを重視する考え方があった。それを典型的に表しているのが、アメリカの神学者、ラインホルド・ニーバーが作った、「ニーバーの祈り」である。
変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、それを受け入れる冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものを、見分ける知恵を与えたまえ。
これが有名なニーバーの祈りである。変えられないものを変えようとして悩むのではなく、それを落ちついた気持ちで受け入れ、変えられるものに注力すべきだということが、短い詩に見事にまとめられている。
それでは、「受容」の精神を鍛える、心理学的に効果的な方法を具体的的な方法とは、どんなものであろうか。
アクセプタンス・ワードセラピー
今回ここであげたいのは、アクセプタンス・ワードセラピーと言われるものだ。「受容」の概念を日常生活の中で実感するのはなかなか難しい。しかし、名言を通じてであれば「受容」の精神を、比較的学びやすい。例えば次のような名言を味わうことが、「受容」の心を育てるセラピーとなる。
1「しがみつくことが私たちを強くすると考える者もいるが、ときには手放すことが私たちを強くするのだ」ヘルマンヘッセ
2「手放す事は相手に愛を伝える手段の1つである」作者不明
3「私たちは先に死んだ者たちのことを決して忘れたがらない。しかし心に留めておいてほしい。忘却は世界の終わりではない。新しい人生の始まりなのだ」作者不明
4「誰かへの怒りにこだわることは、その嫌いな相手があなたの頭に住みつく権利を無料で与えたのと同じだ」アン・ランダース
5「私たちが本当に練習すべき事は1つーだけ。お互いの存在を手放す事だ。しがみつくことは誰にでもできる。そんな事は学ばなくてよい」リルケ
6「ひと呼吸ごとに受容と解放のチャンスがおとづれる。愛情を受け入れ、痛みを解放するのだ」ブレンダ・マッキンタイヤ
7「自分を手放すことで、人は自由になれる」老子
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