
アンデシュ・ハンセンの『メンタル脳』に学ぶメンタルの理解
メンタル脳は、ストレス脳のティーンエイジャー版に相当する。精神科医である作者が、10代向けにストレス脳を具体的に解説したのがこの本だ。脳の理解を深め、人生の様々な面を変えるきっかけになる内容となっている。スウェーデンでは4,000の学校で配布され、「この本を読んでメンタルを優先するようになった」という感想も多い。
著者のアンデシュ・ハンセンが10代向けに書いたが、彼の考えがわかりやすく実践的に述べられている。読者の疑問に対して、アンデシュ・ハンセンがわかりやすく答える形式で進行する。
このブログでは、著者の回答をさらにわかりやすくまとめて紹介する。
質問 なぜ私たちは生きているのか?
回答 人類の歴史の99.9%の期間、半数が10代になる前に亡くなっていた。そんな中で生き残ったのが私たちだ。人間の脳は生き延びるために進化し、感情はその道具である。
質問 なぜ感情があるのか?
回答 常に幸福を感じていると、サバンナで油断してしまう。不安は生き延びるための防御メカニズムであり、逃走のモードを起動させる。
質問 なぜ記憶に苦しめられるのか?
回答 辛い思い出は、脳が同じような危険から守ろうとしているから。しかし、記憶は思い出すたびに少しずつ変化し、安心できる状態で思い出すことで軽減できる。
質問 なぜ引きこもりたくなるのか?
回答 この反応は、脳が自分を感染や危険から守ろうとして引き起こす。しかし、行き過ぎると引きこもりになる。ネガティブな感情を一人で乗り越えるのが難しいときは、信頼できる人に助けを求めることが大切。
質問 なぜ運動でメンタルを強化できるのか?
回答 適度な運動はストレスを減らし、うつやパニック発作、PTSDの軽減に効果がある。また、成績や記憶力の向上にも効果があるとされる。
質問 なぜ孤独とSNSがメンタルを下げるのか?
回答 人は群れで生きてきた動物であるため、孤独はストレスやメンタル疾患を引き起こす可能性がある。かといって、SNSに過度に依存しすぎると、不正確に強調された他人の情報を自分と比較して、自分をネガティブに考えてしまったり、メンタルの低下を招くことがある。
質問 なぜ遺伝子が全てではないのか?
回答 メンタルの強さは遺伝や環境だけで決まらない。例えば、運動によってメンタルを高めることができる。脳には可塑性があり、日々の生き方や意思でメンタル機能を高められる。
質問 なぜ幸せを求めてはいけないのか?
回答 幸せは追い求めるほど逃げるもの。ドーパミン的な大きく強い幸せは一時的なものである。求めるべきは、セロトニン的な静かな安定した心の幸せだ。信頼できる人たちに囲まれ、夢中になれることを見つけることで、継続的な価値ある幸せを求めることができる。
以上、アンデシュ・ハンセンの『メンタル脳』に学ぶメンタルの理解についてまとめてみた。参考にしていただければ幸せである。
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